1913年5月28日。パリのシャンゼリゼ劇場。奇抜な振り付けと音楽により、ほとんどパニックだったというその騒動が伝説となっている「春の祭典」初演の再現ドキュメンタリー。色々見た中でこれが一番です。
客席には、ディアギレフはもちろん、ジャン・コクトー、クロード・ドビュッシー、モーリス・ラヴェル、サン=サーンスなど、蒼々たる顔ぶれがいたとか。サン=サーンスについては、冒頭のファゴットのソロで「楽器の使い方もわかっていない作品は聴きたくない」と席を後にしたというエピソードが有名。ドビュッシーさえも理解出来なかったとか。