香港でタカーチ弦楽四重奏団のバルトーク全曲を聞く

香港で暮らす友人から「9月にタカーチ弦楽四重奏団がバルトーク全曲やるから行きましょう」と3月にお誘いがあり、「いいですねー。是非是非」と、コンサートのチケットと、香港エクスプレスのチケットを取って楽しみにしていたら、情勢がちょっと悪くなってしまい、どうしようかな?と悩みはしましたが、デモに近づかなければ問題ないとのことで行ってきました。

といっても、香港空港は、搭乗券のある人しか入れないし、週末は駅によっては停車せずに通過するしと、勿論いつもとは違う様子ではありました。

さて、タカーチ弦楽四重奏団「バルトーク弦楽四重奏曲全曲演奏」。場所は香港大学のコンサートホールで、香港大学が主催と思われます。
そのためか、チケットが安く、2日間で400HKD。(しかも僕は早割でさらに20%OFF!)

https://muse.hku.hk/programmes/takacs-bartok-i/
https://muse.hku.hk/programmes/takacs-bartok-ii/

1日目は奇数の1.3.5番。2日目は偶数の2.4.6番。
何よりも、このようなストイックなプログラムが羨ましい。
演奏は当然素晴らしいものでありました。

いつだっかた、誰だったか、同じようにヨーロッパのピアニストが、香港では、平均律の全曲演奏をしていたけど、その後の日本では抜粋だったし、香港エクスプレスなどLCCなら飛行機代も往復2万円程(今はもっと安い!)だし、日本で観るよりは高くはなるけど、日本では観られないようなコンサートを香港や韓国で観るのはありだなと改めて思いました。
今回、1日目のコンサートは夜だったので、昼は南丫島(ラマ島)に行って(船で約30分)、海辺でゆっくりビール片手に魚料理を堪能。
酔いを覚まして、夜はバルトークと贅沢な1日でした。

香港大学の2019-2020シーズンのプログラムは他も充実しています。

https://muse.hku.hk/programmes-2019-2020/

Isabelle Faust(イザベル・ファウスト)と Alexander Melnikov(アレクサンドル・メルニコフ)による、ベートーヴェンの三日間によるバイオリンソナタ全曲演奏も注目ですね。

タカーチ弦楽四重奏団|バルトーク弦楽四重奏曲全曲演奏