北川健次展 盗まれた記憶-Francesco Guardiの郷愁に沿って

会 期:10月16日(水)→11月4日(月・祝)
会 場:日本橋高島屋・美術画廊X

毎年この時期に美術画廊Xで開催される北川健次展。今年で11回目だそうです。

このたび美術画廊Xでは「北川健次展 盗まれた記憶-Francesco Guardiの郷愁に沿って」を開催いたします。
北川健次先生は版画・写真・オブジェ・詩・美術評論など幅広い表現活動で注目を集める作家です。虚像と実像の狭間を「引用」という方法論により紡ぎだされる特異な世界観は、「視覚化された詩」ともいうべき深い詩情性をたたえ、見るものを耽美で官能的な幻視世界へと誘います。
開かれたノスタルジア、降りてきたトロカデロへの道。内なる原郷を辿り甦る記憶という名の幻影。夢の漂流物は折々に静かな恩寵として流れつき、絶対配列のもと結晶にも似た秩序を保ち、新たな輝きを放ちながら私たちを共通の故郷へと誘います。
その暗示性と象徴性が際立つイメージの装置は、空間を変幻自在の劇場へと変えていきます。
今展では現在の北川を最も象徴するオブジェを中心に新作を一堂に発表いたします。
客観性のフィルターを帯び、更なる強度を増した北川健次の世界をご堪能ください。

美術画廊Xウェブサイトより