現代雅楽の最高傑作のひとつ、武満徹の雅楽《秋庭歌》(1973)と、武満徹の邦楽器のための3作品を収録したアルバム。
60年代に『日本の紋様』(1961)『切腹』(1962)『怪談』(1964)『暗殺』(1964)『源義経』(1966)といったテレビや映画作品で、邦楽器をミュージックコンクレートの手法によって使うなどして、独自の音世界を追求していた武満徹の集大成とも言える70年代に作曲した演奏会用の作品。
雅楽《秋庭歌》は、その後、他の楽章を加え、編成も大きくなり雅楽《秋庭歌一具》として完成された。
【収録曲】
1. 雅楽《秋庭歌》(1973)
2. 三面の琵琶のための《旅》(1973)
3. 《秋》抄(1973)
4. 《ノヴェンバー・ステップス》より十段(1967)
5. 蝕「エクリプス」(1966)
【演奏】
宮内庁式部職楽部(1)
鶴田錦史(2、3、4、5)
横山勝也(3、4、5)