尹伊桑自身が、青年の頃演奏していた経験から特別に愛情を注ぐ楽器チェロを自身に、オーケストラを”社会”そして”世界”とし、自身の純粋無垢へ到達しようとする闘争の過程を描く。
「朝鮮の音のイメージを西洋現代の作曲技法の助けをかりて音楽化」してきた尹伊桑が、より普遍的な音楽世界へと向かう傑作。
【収録曲】
1.チェロ協奏曲(1975/1976)
2.「ソナタ」〜オーボエ、ハープとヴィオラのための(1979)
【演奏】
ジークフリート・パルム(チェロ)(1)
ハンス・ツェンダー(指揮)(1)
ベルリン放送交響楽団(1)
ハインツ・ホリガー(オーボエ)(2)
ウルスラ・ホリガー(ハープ)(2)
深井碩章(ヴィオラ)(2)