ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」 他

イーゴリ・ストラヴィンスキーフランソワ=グザヴィエ・ロトレ・シエクル

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ストラヴィンスキー《火の鳥》で一番の推薦版!

近年、時代楽器による演奏がどんどん近世に及んでいますが、ついにストラヴィンスキーを含むディアギレフのバレエ・リュスまで達しました。驚きなのが「火の鳥」全曲盤。この作品が百年前の1910年6月、ピエルネの指揮によりパリ・オペラ座で初演された際の響きを再現しています。ピッチこそさほど違和感はありませんが、弦楽器はガット弦、金管は細管、木管やハープはいずれもフランス製で、パリ音楽院直伝の奏法を遵守しているため、聴感上の印象はかなり違います。ヴィブラートも少なめで、パステル画のような色彩がいかにもフランス風。グラズノフのサウンドにはとりわけ向いていて、作品の爽やかさに痺れます。「火の鳥」も4管編成ながらすっきりしていて、金管の響きが独特。原色的で厚い音というストラヴィンスキーのイメージが一新され新鮮の極み。


【収録曲】
1. グラズノフ:バレエ音楽「ライモンダ」 第2幕より サラセン人の入場/東洋の踊り
2. グラズノフ:バレエ音楽「四季」より 秋のバッカナール
3. シンディング (チャーリー・パイパー編):東洋舞曲 Op.32の5
4. アレンスキー:バレエ音楽「エジプトの夜」より エジプト女の踊り/蛇のシャルムーズ/ガジーの踊り
5. グリーグ (ブルーノ・マントヴァーニ編):小妖精 Op.71の3 (抒情小曲集より)
6. ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」 (1910年版全曲)

【演奏】
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
レ・シエクル

収録時間:59分

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