やさしい解説、そしてビジュアルも美しく、作品、振付家、ダンサー、舞台美術・衣裳などトリビアに満ちた保存版の一冊。ことにバレエのおおきな転換期のバレエ・リュスを詳細に紹介しています。
挿入ビジュアルも多数。日本随一のバレエ資料蒐集家・薄井憲二コレクションをはじめ、著者所蔵の希少な美術図版、新旧の舞台写真も含め、目でも楽しめる一冊。
バレエ作品のあらすじや演目ごとの解説だけでは知りえない、バレエの奥深さ、バレエ史のドラマティックな世界に触れることができるでしょう。
【目次】
華麗なるバレエ・ヒストリー
はじめに
Chapter1
踊る男から始まったバレエ〈王は踊る〉
Column バロックダンスについて
Chapter2
踊る女性の誕生〈3人のマリー〉
Column スターは交互に… 男性の時代と女性の時代
Chapter3
ロマン主義が生んだロマンティック・バレ
Column スパニッシュ・ダンスとバレエの関係
Chapter4
チャイコフスキー3大バレエの誕生
Column もしトウ・シューズがなかったら
Column ディヴェルティスマンに見る異国の踊り
Chapter5
バレエ・リュス バレエは芸術になった
『眠れる森の美女』バクストの美術と衣裳
バレエ・リュスで活躍したダンサーと振付家たち
ミハイル・フォーキン
ワツラフ・ニジンスキー
レオニード・マシーン
ブロニスラワ・ニジンスカ
アントン・ドーリン
セルジュ・リファール
ジョルジュ・バランシン
ボリス・コフノ
セルジュ・グリゴリエフ
タマラ・カルサヴィナ
イダ・ルビンシュテイン
アンナ・パヴロワ
アリシア・マルコワ
アレクサンドラ・ダニロワ
Column バレエ・リュスと芸術家たち 1
Column バレエ・リュスと芸術家たち 2
Column バレエ・リュスに貢献したロシアの作曲家
Chapter6
バレエ・リュスのライバルたち
バレエ・スエドワの舞台美術
Column ロシア・バレエのその後。革命を超えて
Column 日本とアンナ・パヴロワ
Chapter7
アフター・バレエ・リュス
Column バレエ・リュス・ド・モンテカルロの同窓会
Chapter8
世界のバレエ団
Column バレエ・コンクールはいつ始まったのか
Column バレエ衣裳の変遷史、チュチュからレオタードへ
単行本: 176ページ
出版社: 世界文化社 (2014年)