サン・ラザールの着色された夜のために―北川健次写真集

北川健次

蝸牛の記号のように、あるいは渦巻く螺旋のようにして巴里は在る。
その仮想の下で闇と光の交接
その眼差しをサン・ラザールの夜に移せば
底に早見に文こうする着色の拡がりがあり、
綺想のうちに華やぐ虚構ゆえの優位がある

官能的で狂気を秘めた作品を発表し続けている美術家、北川健次氏の写真作品集。

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