フランスに渡り、日本人の美術家として初めて国際的な成功を収めたアーティスト、藤田嗣治。彼はまた、身のまわりのものをことごとく手づくりし暮らしを彩った、生活の芸術家でもありました。裁縫、大工仕事、ドールハウス、写真、旅先で収集したエキゾティックな品々…。本書では絵画作品にも描かれた、藤田がこよなく愛したものたち、本邦初公開の藤田撮影の写真、スクラップブックなど、貴重な図版多数をカラーで掲載。
【目次】
第1部 住まう(住まい=アトリエ
インテリア)
第2部 手づくりする(裁縫
大工仕事
絵付け)
第3部 集める(フランスでの収集―パリの蚤の市
旅の思い出―中南米と東アジア)
第4部 写す・写される(被写体として
アマチュア写真家として)
第5部 書く(日記と絵手紙)