前回、前々回に続いて、美術家・池田満寿夫の、1987年の単行本『女のための男の手料理』の文庫化『男の手料理』より。
長野出身の著者が、信州の郷土料理のおやきから閃いた料理。満寿夫風と音楽家の奥さんの陽子風の二つのバージョンが記載されているので両方作ってみました。
陽子風
[材料]
- ナス、ネギ、ニラ、あさつき、甘ミソ、酒、ニンニク、ごま油
[作り方]
- ナスをみじん切りにし、ネギ、ニラ、あさつきのみじん切りを加え、甘ミソを酒でとかし、ニンニクを焼いて味を染み込ませたごま油で、いったんよく炒めたものを皮に包む。(その後焼く)
満寿夫風
[材料]
- ナス、塩、ニラ、ミソ、ごま油
[作り方]
- ナスを千切りにし、塩でもみ、ミソとごま油であえ、そのまま皮で包む。(その後焼く)
本の中では、どちらがいいか?お二人の間では決着がついていないと書いてありましたが、僕らは陽子風の方が美味しかったです。